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CUE DIARY キューダイアリー

2007

12/19

17:57

藤尾仁志

改心

藤尾仁志

すっかり冬の札幌です。

路肩には除雪の雪が積み上げられています。

一昨日の事でした。車がスリップして、その路肩の雪に軽く乗り上げてしまったのです。4駆でもない小さい車。お腹の下に雪が入ってしまうと、駆動輪が空回りしてしまい動けなくなってしまいました。

「あ~あ~」

とめんどくさい状況にちょっとがっかり。すぐに保険のロードサービスに電話しましたが時間がかかる雰囲気。どよ~んとした気分で車の中でラジオを聴いて、ロードサービスからの折り返しの電話を待っていると、一組のカップルが近づいてきました。

「大丈夫~?」

明らかに年下の男の子でした。でも”ため口”(笑)。いわゆる”やんちゃ”な感じのお兄ちゃんでした。ただ、その時の僕にとっては天使のような存在。

「ちょっと動けなくなってしまいまして。今ロードサービス呼んでるところなんです。」

と丁寧な言葉で状況説明。すると彼は

「ロードサービス高いっしょ!押してやる~」

と相変わらずのため口で、とても親切な発言。

普段は苦手なはずの”やんちゃ”系の兄ちゃん。しかしその時ばかりは抱きしめそうな勢い。

僕は深々と頭を下げ、彼の彼女と二人で車を押してもらいました。

動きませんでした。

お礼を言って、潔くロードサービス一本で行こう!と思いました。

と、その時です。道路の向こうから一人、車を止めて中から一人、会社帰りの同僚が3人…と続々僕の周りに集まってきたのです。困っている人間を助ける為に!

その光景に感動したと同時に、逆に申し訳なくて「ロードサービスを呼ぶので大丈夫です。」と僕は言いました。でも、その方々は「これだけいたら持ち上げられるしょ~」と言って、みんな他人同士なのに協力して僕の車を動かすのに必死になってくれました。

あっと言う間に車が動きました。

みんなの手は黒く汚れていました。

お礼を何かしたい、と思ったのですが、車が動いた瞬間「よかったね~」と何もなかったかのようにそれぞれ帰って行きました。

年下の兄ちゃんも

「よかったしょ~。こんどから気を付けなよ~。」

と相変わらずのため口で、この先の心配までしてくれました。



2008年の目標が出来ました。

困っている人がいたら声をかける!



その後ロードサービスに断りの電話をしました。するともう手配していたらしく、電話先の人は困っていました。なにも言えませんでした(笑)。