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CUE DIARY キューダイアリー

2005

4/4

10:04

森崎博之

ちょっと長くてすみません。

森崎博之

昨日、6年半続けてきた仕事が終わりました。

STV日曜日の生ラジオ出演は、思えば僕のタレントデビューでした。

毎夜の10分番組 「野望の王国」 に変わり日曜生を担当することになって腹くくって、
ついに勤めていた会社を辞めました。
まだオフィスキューにも所属せず、先行き不安で、でも貧乏は嫌だ!と死に物狂いでした。
ラジオでの経験を生かして、少しずつ他の仕事をやらせてもらえるようになりました。

日曜生の番組は、出演時間は15分程度です。
15分のために取材をして、毎週STVに通う。それが習慣になっていました。
一週間を肌で感じられる、気持ちのいい日曜日でした。
芝居の公演中でも、その時間だけ抜け出して出演していました。

深夜TVを応援してくれるお客さん層だけでなく、
年配の方や農家の方、ドライバーの方々などにも応援していただきました。
僕達の芝居を応援してくれる、大家族のような、沢山の友達のような番組でした。

今年は全国公演に集中するために、一度ピリオドを打たなければなりません。
でも昨日の出演までどうも実感が湧きませんでした。

昨日は15分の出演の他に、初めて番組最後の30分間スタジオに入りました。
リスナーから多量のメール・FAXが届き、
これまで行った取材先の方々からも温かいコメントをいただきました。

余市の山本観光果樹園の山本社長。
美唄のとりめし「しらかば」の主人。
南幌の久保農産のむっちゃん。
永遠のヒーロー、プロレスラーハヤブサ。
大好きなカリー軒のおばちゃん。
羽幌町の百留屋のおじさん。

ひとつひとつがとんでもなく大きく温かくて。
メインの、みのや雅彦さんの弾き語りを、泣きそうになりながら聞いていました。
俺はとてつもない愛情に囲まれながら出演していたんだと感じながら。

僅かな残りの放送時間、他愛なく下らない話をして、
最後の挨拶をして、
「さようなら」と叫んでマイクを切った瞬間。

涙が、止められませんでした。

振り返るものが、多過ぎて。
出演者、スタッフの皆さんと握手しました。
中には6年半ずっと世話をしてくれた方もいます。
つたないお礼を述べて、乾杯しました。
でもその後もすぐ稽古があったので、すぐにSTVを出ました。
大好きな番組と、大好きな仲間に手を振られながら、
全国公演への意欲が更に大きくなりました。

皆の応援と、期待と、6年半前の自分にも誇れるように頑張らなくちゃ。

ありがとう、日曜の皆さん。


毎週日曜1時~5時、「みのや雅彦のサンデーパラダイス」
休日に楽しく聞けるラジオ番組です。
楽しいトークと曲とナマ唄と、プレゼントも実に多い。
友達の多い番組だから、捕れたての海老とかホタテとか当たりますよ。