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CUE DIARY キューダイアリー

2004

12/14

14:52

大泉洋

ドラマについて

大泉洋

今回はドラマの内容について少しお話させて頂きます。
皆さんの中には『救命~』の主演の皆さんによる記者会見を御覧になった方もいるでしょうか?
今回の救命病棟24時は東京直下型の大地震が起きたということを想定し、”震災時の救急医療”に正面から取り組むという内容になってます。
初めてそのテーマを聞いた時、実はあまり深くは考えていませんでした。ドラマの一つのストーリーとしか思っていなかったです。僕がドラマの内容を聞いたのはあの新潟の地震が起こる前だったのです。

その後台本が渡されその1ページ目には

このドラマは10年を経た阪神大震災を忘れてはいけない教訓としてはじめようという企画だった

そう書いてあったのです。

10年という歳月は人に辛い記憶を忘れさせてしまいます。僕にとって震災の記憶は遠いものとなってしまっていたのです。そんな中起きたのが10月23日新潟県中越地震でした。
また11月29日には、北海道東部でも大きな地震がありましたよね。
 

このドラマの内容を聞いて、ひょっとしたらこの時期にどういうつもりなんだと思われる方もいるかもしれません。
 

でも僕は阪神淡路大震災から10年と聞いてはっとしたのです。
あれだけの出来事を忘れて行ってる自分に、そして何の危機感もなく過ごしている自分に。
むやみに怖がる必要はないとしても起こり得る事態に対して自分が何を出来るのか、
どうするべきなのかを考えておく必要はあるんじゃないかとは思ったのです。

最終的に皆さんにこのドラマを観て頂いてどう思ってもらえるかは分りませんが、僕は僕なりに一所懸命にこのテーマと向き合って行きたいと思っています。

ですからこのドラマはどんどん重くシリアスになっていくドラマです。

その中で僕の役はどこかホッとできる明るさを持った看護師の役です。

とても魅力ある役を頂いたと思います。

頑張ります。どうぞ皆さん見守って頂ければ…(笑)


でもでもその前にLOOSERアンコール公演です!!

連日稽古しております!!

観に来てくれる皆さんお楽しみに!!