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CUE DIARY キューダイアリー

2021

1/22

13:00

戸澤 亮

overture

戸澤 亮

NEXTAGE 5th 「overture」
 
全公演無事駆け抜けました。
 
この状況下で生の舞台を有観客で敢行するのは、それはもう簡単なことではなく、キャスト、スタッフ、劇場、そしてお客様の多大なご協力があってこそ成り立つものでした。
 
改めてお礼申し上げます。
ありがとございました。

 
私の処女作となる「overture」には、
『序章』『序曲』という意味があります。
 
 
青春期という人生の序章には、
大人になる自分を形成する、たしかなものが人それぞれに詰まっていると思います。
 
私自身、「自分は大人である」という感覚は実の所あまりなく、
いつのまにか、人から見れば「大人」というカテゴリーに分類される生き物になっていました。
 
青春時代は「大人になんてなりたくない」とずっと思っていました。
 
でも、時間は平等で、人は必ず年輪を重ねます。

青春期を経て、酸いも甘いも経験して、それなりに落ち込んで、どん底から這い上がってハッピーになって、また落ち込んで。
 
人生は繰り返していきます。
 
 
「overture」は

そんなでこぼこな人生を送っているすべてのひとへ、
 
心に深く傷を負ったすべてのひとへ、

不安を抱え眠れない夜を過ごすすべてのひとへ、
 
何者にもなれないすべてのひとへ贈る青春協奏曲であり、讃歌であり、鎮魂歌であり、序曲です。
 
 
この作品を沢山考察してくださると作家冥利に尽きます。


 
今回、時世により観劇を諦る英断をした方が沢山いらっしゃるという多くの声を聞きました。

皆様の声は、こちらまで届いております。
お気遣い本当にありがとうございます。


 
その方々に、少しでも何かお届けできるものはないかと考えた結果、
「overture」のオープニングパフォーマンスを撮影して(あとその前後ほんの少しだけ)動画で公開させていただく運びとなりました。
生で観るものからは多少劣りはするかもしれませんが、
少しでも「overture」の雰囲気を掴んで頂けると幸いです。


※収録はオープニング部分のみとなります。本公演では本編の収録はしておりません。予めご了承下さい。
 
 
応援してくださった皆様、
そしてこのご時世に舞台を観に行く選択をしてくださった皆様、
皆様のお陰で、長い長い序曲が終わりました。
 
本当にありがとうございました。