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CUE DIARY キューダイアリー

2020

1/31

12:00

戸澤 亮

カレンダーの裏側

戸澤 亮

小さい頃、絵を描くことが好きだった僕は、日々のほとんどを絵を描いて過ごしていました。
自由帳に描くのはもちろん、新聞に挟まってるチラシの裏に絵を描いて、外に行けば公園の土に木の枝で絵を描いて、冬に雪が積もったらその上に足跡で絵を描いて、曇った窓ガラスを見れば指で絵を描いていました。
 
絵が描けそうなものであればなんにでも絵を描いていました。


中でも僕が大好きだったのは、カレンダーの裏側です。
 
家の壁にかかってる、どこかから貰ってきたであろう大きい壁掛けのカレンダー。
普段手にする紙よりも数倍大きい、
あの真っ白いカレンダーの裏側を見るとワクワクが止まりませんでした。
カレンダーがビリビリっと剥がされるのが待ち遠しく、
早くビリビリしてほしくて、
毎月、月末が近づくにつれワクワクしていた。

 
ということを、ふと、最近思い出しました。

 
今はどうだろう。 

そんなに純粋にワクワクすることは、最近あるだろうか?
 
今も絵を描くことは好きだけど、 

子どもの自分よりも、純粋に楽しく絵を描けているだろうか? 

 
 
NEXTAGEの本公演、「夕闇デバッガーズ」
 
今回は脚本を担当させていただきました。
舞台は小学校です。
 

僕は今年30歳で、年配の方や20代の方たちと比べて当時流行っていたものや遊んでいたことは違うかもしれない。
子どものとき思ってたことや、楽しかったことは忘れてしまうかもしれない。
でも共通してることは、みんな昔は子どもで、その小さな世界を必死に生きてた。
ということだと思います。

きっと響く作品になりますので是非、劇場にお越しください。 

 

フライヤーデザインも前回に引き続き担当しました。

今回は、小学生のときに図工の時間でよく使っていた、水彩絵具で表現してみました。 

子どもの自分が見て、「つまらん絵だなあ!」と怒られないといいな。
  

NEXTAGE第5回公演「夕闇デバッガーズ」
本日12時よりFC先行開始です。
よろしくお願いいたします。
 

 
あ、今日は月末だ。
もうすぐビリビリの音が聞こえる!