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CUE DIARY キューダイアリー

2011

7/27

12:29

大泉洋

時の経つのは…

大泉洋

本当に早いものです。

無限にあるとも思えたベッジパードンも、もうこの一週間で終わりです。

ん~やはり寂しいねぇ。

連日本当に沢山のお客さんが来てくれて、立ち見のお客さんも沢山。
本当にありがとうございます。

こうして毎日やっているとお客さんに教えてもらう事が本当に沢山ありました。
2ヶ月近くベッジパードンを上演しておりますが、毎日お客さんの反応は違うのです。

お客様の反応で一番わかりやすいのは笑いなので、その日のお客様の笑いの大きさによって、我々は、今日はリアクションが良いねとか、今日は重いねなどと話したりします。

重いというのは観客の皆さんの笑い声がいつもよりは小さいという意味です。

これが毎日面白いように違うのです。

これは様々な条件で変わってくるものなんでしょう。

例えば地域性でも違います。
僕の経験や他の役者から聞いた話しでもそうですが、一般的に大阪は笑いが大きいとか、札幌や名古屋はわりとおとなしいとか。

今回のベッジパードンに関して言えば東京公演だけなので、地域性はありませんが、
その代わり、週末は盛り上がるけど、平日はおとなしいとかね。
多分週末は気持ちの開放感が違うのでしょうね。地方から来る人も多いので楽しもうという意気込みが違うとかね(笑)

あと、ナックスなんかでもそうですが、公演の後半の日程になると段々重くなって来るという事もあります。
それはおそらく何度も観てくれるお客様が増えて来て、笑いという事に関するとそのボリュームが下がって来るという事もあるでしょう。
僕らの芝居がそこまで日々変わるという事はないので、その日のお客さんの層によってリアクションが変わって来るんだと思います。
我々は案外敏感にそのリアクションを感じながら舞台の上で演じているのです。
あれ?今日ここウケない!とかね(笑)

うわ!ここで拍手来た!とかね。

でもあまり笑わないお客さんだからって楽しんでないわけでもないんですよね。
先週の日曜は週末にしては笑いという事ではかなり重めのお客様でした。緊迫したシーンでは更に水を打ったように静かで、僕らも更に緊迫する感じ。

全体としておとなしいお客さんだったなと思っていたら最後のカーテンコールの拍手がどの日よりも厚くて、熱烈で。いつまでも鳴りやまないんです。
こんなにこの人達は楽しんでくれてたんだと感動しました。

2ヶ月一箇所のみというハードな舞台は僕にいろいろ教えてくれました。

改めて舞台は役者、スタッフ、そして観客の皆さんと造りあげるものなんだなと。

この経験を余す事なく!

大泉ワンマンショーに注ぎ込むつもりでおります!(笑)


ベッジパードンもあと7ステージ。

寂しい気持ちを胸に頑張ります!

今回の舞台は出演者も少ないし、なんだか本当に家族みたいな気持ちになりますね。妙に落ち着く皆さんなんです。

いやぁでも今日は2ステージか…

頑張るぞ!!

長々失礼いたしました。