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CUE DIARY キューダイアリー

2008

5/28

17:14

河野真也

僕、引っ越し、してます。

河野真也

北海道に来て10年。
北24条という所に住んでいました。
昔は第二のススキノなんて呼ばれていたそうですが、今はそんなに栄えている雰囲気ではない街。
でも、そんな程よくガヤガヤした雰囲気が好きで住んでおりました。
10年の間に1回だけ引っ越しをしたんですが、当たり前のようにまた北24条を選んでいました。


いろんな思い出があります。

初めに8年住んでいた家は、部屋の真ん中に洗濯機がありました……。
洗濯機の排水口がない古い家で、洗面台の下の蓋を外し、直接下水に排水をしていました。排水の延長ホースを間違って長い3mのものを買ってしまい、どれだけカーブさせても洗濯機は部屋の真ん中になってしまうのでした。
しかも男の一人暮らし。その洗濯機からは、洗う前の服があふれ出し、周りに散らかっている事も。
家に遊びに来た大泉さんは、その様子を見て、
「世界中の服がこの洗濯機から作られているみたいだね。」
と名言を残し帰って行かれました。
そのアパートの同じ階には、偶然にもサンデーのリスナーさんが住んでいました。アパートの廊下で、酔っ払っていたその方から、大泉さんの良さを熱く語られた事もありました。



大変、思い出深いアパートでした。


そこから、洗濯機置き場のある家を求めて引越したのが2年前。
同じ北24条の新しい家は、休む暇を与えてくれない家でした。

真冬の夜中4時、駐車場から奇声が聞こえて、車を見に行ったらタイヤが切られていました……。
雪の降る中、朝6時まで警察の方との実況検分。タイヤの傷を指で差しての写真撮影。雪についていた、犯人のものであろう足跡を石膏でかたどり、そこに証人である僕が『河野真也』とサイン。
身も心も寒かったな~。

アパートの一階の新聞受けがベッコべコにへこんでいた事もありました……。
表札の『河野』が削られて『可野』になっていた事もありました……。



大変、思い出深いアパートでした。


そんな大好きな北24条を離れるべく、

僕、引っ越し、してます。