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CUE DIARY キューダイアリー

2005

9/7

02:16

森崎博之

遅くなりました。

森崎博之

あれから少し経ちました。

皆さんから頂いた沢山のお手紙を読んだり、
お世話になった方々に長めのメールを送ったり、
そんな日々を過ごしていました。

これも気合と言うんでしょうか。
本当は、かなり体も痛んでいたようです。
でも全く気付きませんでした。
千秋楽が終わって、気が抜けて、
色々ちょっとした不調が出てきました。
不調と言っても歯が痛いとか結膜炎だとか喉痛いとか腰痛いとか、
些細な事なので心配しないで下さい。
やっぱり老化なんだろなぁ~。
でも終わるまでよく持ってくれた!
ジムで鍛えていて良かったよ。
今日は足裏マッサージに行ってきたので、
明日になれば完全体です。

メンバーが一人ずつ書いていますが、僕もそれを読んで頷いています。
僕達にとってCOMPOSERは特別な公演でした。
芝居の内容だけではありません。
沢山の出会いと経験がそう思わせてくれます。
11都市で、どれもがかけがえのない大切な出会いで、
またいつか再会したいと。

またいつか、素敵な握手がしたいなと。

全公演、まだ正確には聞いていませんが4万人の方々に見ていただきました。
クローズドサーキットやスカパーで見て頂いた方も含めると、
もう何人なのか想像もつきません。

もちろん終わったわけではなく、僕達にとって大事な仕事がまだ残っています。
北見、帯広、函館、旭川、4市での上映会です。
地元北海道の人たちに、もっと僕達を知ってもらいたい。
舞台の上の5人を見て欲しい。
そんな思いで実現したイベントです。
ぜひ。まだNACSをTVでしか見たことの無い人に多く見てもらいたいなぁ。
4市しか回れないけれど。
ナマの芝居とはまた違うけど。
芝居に近いカタチで見ていただく、
「WAR」の上映会スタイルのようになればいいなぁ、と思っています。
ラストの10月10日旭川が、本当の意味での千秋楽かな~なんて思っています。

思えば、去年の9月でした。
あの時も旭川。
ジャンボリー2004の旭川公演。この日はFOMAで全国が舞台上を見ていました。
その中で社長がNACSから報告があります・・・と言い、
そのあと僕は緊張の中で、「全国公演に行って来ます!」
と話したのでした。

すべてそこからです。
そこから1年間、最初は1人きりの戦いでした。
何度も東京に往復して初めて会う方と打ち合わせを重ね、
そして1vs4の戦いになりました。
辛い戦いで、何度も何度も書き直しました。
肩を落とし、俯き、伏せ、見失いました。
しかしCOMPOSERのセリフ
「絶望を越えた先には、歓喜がある。」
これを励みに何とか越えて、次は5vs40000での戦いでした。

誠実に務める、というのが個人的テーマでした。
公演中はCOMPOSERの事だけに集中させていただきました。
だから正直言って、次回公演は予定できていません。
メンバーはそれぞれ予定が入り、何かと色々今後忙しそうです。
千秋楽のカーテンコールでお客さんに呼んでもらい、
そこで話した事を書きます。

「今後色々と形が変わって行くかも知れませんが、しかし確かな事は一つ。
僕達は今後も、5人でチームナックスを続けていきます。」

僕は、チームナックスを守り続けます。



「全国公演、楽しかったなぁ~」とは今まだ言えませんが・・・・
沢山の出会いと経験が、辛い思い出を上塗りしてくれそうです。
我々を支えてくれた舞台スタッフ、
オフィスCUEそしてAmuse。
応援していただいたゲストの方々。
各都市でのイベンターさんと劇場関係者さん。
そして迎えてくれた40000人の皆様。

本当に本当に、ありがとうございました。
貴方たちのおかげで、見つかりました、歓喜。

本当に、ビックリです。
こんなに待っていてくれた人がいたなんて!
感謝を述べて、ちょいと休んで、
そこから僕にできる事は、ひとつだけです。


次回作に向けて、また頑張っていきます!!





森崎博之