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CUE DIARY キューダイアリー

2005

7/10

18:35

佐藤重幸

「高度11,300m‥‥」

佐藤重幸

と、機長が言った。
そう、またもや飛行機内でこの日記を書いている。

休みを使った今回の観劇、二日間で3本のお芝居を見てきた。
長塚圭史さんの天才ぶりに舌をまき、
小林聡美さんの演技力に圧倒され‥と、
もちろんどのお芝居も観に行った甲斐のあるすばらしいものだったが、
今回一番の出会いは‥‥‥

『東京セレソンデラックス』だ!!

さっきからずっとこの劇団のフライヤーを見ている‥‥。
何度も何度も読んだはずの文章を、まだ読み続けている‥‥。

この気持ちはなんだ?

‥‥ファン?

そう、ファンだ!ファン心理だ!
入るか‥‥?ファンクラブ!
本気でそう思うほど、すばらしいお芝居と劇団員だった。


~せつない夏の風鈴三部作・第一弾 『夕ーゆうー』~

というお芝居。
俺が観たのは9日なんだが、残念な事に10日で終わってしまっている。
残念、本当に残念だ。
「もう一回観たい!」
と思う芝居に出会えたのは本当に久しぶりだったから。

またお話の内容も、そう思わせる造りになっていて、
オープニングで出てきた人が、実は幽霊だったという事が最後に分かる造り。
ずっと自分を好きでいてくれた幼馴染みに、最後に会いにきていた‥‥。
その想いでもう一度観たい。そして泣きたい。
劇場も中野ザ・ポケットというキャパ200人ぐらいの
ステージとお客が一体となれるいい劇場。
いいだけ笑って、いいだけ泣いて‥エンターテインメントの王道を行くすばらしい舞台だった。
次の公演も絶対観る。その次も‥。
「彼らの芝居は全部見る!」
もうこの決心は鈍らないだろう。

不思議なのは、この劇団がそれほどメジャーじゃないという事実。

役者さんも「全員上手い!」というレベル。(ほとんど30代)
脚本も、座長であり脚本家のサタケミキオさんは
「ドラマの脚本すら手掛けている」というレベル。(アタックNo.1)

なぜだ?なぜ俺は今まで彼らを知らなかったんだ!?

本当は彼らの存在を教えたくないが、
それはあれだけ感動させてもらった者の義務だと思い、ここに書く事にした。

とりあえず、「タイガー&ドラゴン」を毎週観る事にする。
なぜかは‥‥教えない!


追伸  ここ見てなかったんだよ、音尾。
    次東京行った時は誘う。
    断ったらウィルス送る。