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CUE DIARY キューダイアリー

2018

12/28

16:49

大泉 洋

こんな夜更けにバナナかよ。

大泉 洋

いよいよ本日公開となりました。

是非是非観ていただきたい作品です。

そして、これはお願いなんですが、観てくれて、面白いと思っていただいた方には、少しでも多くの方にこの映画を、すすめて欲しいのです。
この映画にはその価値と、その役割があると思うのです。

先日、NEWS ZEROという番組に生放送で出させていただきました。
その時の特集は、鹿野さんと同じ、筋ジストロフィーを患った小澤綾子さんという女性と、その旦那様の日常を追ったドキュメンタリーでした。
私には綾子さんが、鹿野さんと同じ志をもつ方に思えて、旦那様と綾子さんとの絆も感じられて、その時勝手に色々とコメントさせていただきました。
NEWS ZEROのこの特集で、我々健常者が、障害のある方との関係を考えるきっかけになれば良いと思っていました。

すると昨日、友達の役者の、大野泰広くん経由で、小澤綾子さんから私にメッセージが届いたのです。
そのメッセージを彼女の許可を得てここに載せさせて下さい。
私の大切なCUEファンの皆さんにも読んで欲しいと思ったからです。

以下は綾子さんが私にくれたメッセージです。



大泉さんへ、
先日ニュースゼロで映像を見て頂いた奔放な妻の小澤綾子です。素敵なコメントをありがとうございました!映像は少しデフォルメされていたので、大泉さんのコメントをとても嬉しく聞かせていただきました。
いよいよ映画の公開ですね!おめでとうございます㊗
私にとってこの映画はとても面白い!だけでなく、厚かましくも自分の病気が知ってもらえる一生に一度のチャンスだと思ってます。

私の病気が発病したのは小学生でしたが、10年間誰にも病気だとわかってもらえなかった事。
どこの病院に行っても筋ジスと診断してもらえなかった事。
いじめられ、人と違う事に悩んだ事。
20歳になって病気がわかって治らなくて進行していくと知って絶望した事。
難病だとどこの会社でも就職させてもらえなかった事。
杖や車椅子で街に出た時変な目で見られる事。
可愛そうね、と街ですれ違っただけの人に言われる事。
病気が進行して、いつまで大事な家族と社会で生きられるか不安な事。

そんな世の中を変えたくて歌と講演活動を始めました。でも私が会いに行くには体力にも時間にも限界があります。
だからこの映画を見て多くの人に何かを感じて欲しい。
この病気でも、他の人と対等にありのまま生きている人がいる事を知って欲しい。
病気や障害関係なく、とっても楽しく見られる映画だから伝わると思ってます😊そして大泉さんが主演くださったからこそ伝わる事が沢山あり、とても嬉しいです。事実に忠実に、心からこの病気役を演じてくださってありがとうございます。また大泉さんのおかげで沢山の方に我々の病気や我々のリアルを知ってもらえて嬉しいです。本当にありがとうございます。

私も病気や障害関係なく誰もが自分らしく生きられる世界を目指していきます😊いつかどこかでお会いできたら嬉しいです。その日まで私も頑張ります😆



以上です。


そんな小澤さんが、書いた本もあるそうです。病気がわかって絶望していた過去の自分に向けて書いた本だそうです。筋ジス協会に寄付される本だそうです。

『10年前の君へ 筋ジストロフィーと生きる』


改めてこの映画を、どうぞよろしくお願いします。