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CUE DIARY キューダイアリー

2004

9/20

04:34

川島直樹

ゴキブリ

川島直樹

先日とある飲食店のトイレでゴキブリ見た。

「ゴキブリ」である。

恥ずかしながら大声で悲鳴をあげてしまった。(川島直樹 31歳 男)
10秒ほど目が会って鳥肌が立った。
チャバネゴキブリという1cm程の小さい奴だ。

ゴキブリくらいで何言ってんのよ!男でしょ!と思われるかも知れないが僕はゴキブリが大の苦手だ。

まさか北海道にもゴキブリが生息していたとは・・・。いや生息しているのは知っていたがまさか御対面することになるとは夢にも思っていなかった。

北海道は景色も素晴らしいし料理も酒も旨い。そして何よりもゴキブリがいないのが素晴らしい~!さすが我が故郷よ!と思っていたのにショッキングだった。

生まれ育って初めて北海道でゴキブリを見た。う~ん。ショック。

初めてゴキブリを見たのは今から7年前、東京の新橋のSL広場の近くにある喫茶店の厨房で皿洗いをしている時だった。

若かりし僕は「東京って、面白そう~!!」という安易な理由で仕事を辞め、ポジティブに上京したのだった。とりあえず何かバイトしなきゃ生活できね~。そんなバイト初日の出来事だった。

クロゴキブリ。
体長3~4cmの濃茶褐色で油ぎった黒光りするゴツい奴。物凄い存在感だった。最初はクワガタのメスかと思った。でもどうも様子が違う。無知な僕はやっつけようと頑張ったが、その機敏な動きに翻弄され恐怖で足がすくんでしまった。

その喫茶店は建物が古く、クロゴキブリは勿論、チャバネゴキブリ、そして大きなドブネズミまでいた。(動物園か!)仕事の内容や職場の人間関係はとても気に入っていたが彼らが恐くて3ヶ月ほどでそのバイトを辞めた。

それから5年ほど東京に住み、色々な所でゴキブリと対面した。僕にとって東京は刺激的で退屈しない街だったがゴキブリだけはどうしても慣れなかった。
う~ん。恐い。


それから札幌に戻り、一旦離れてみて改めて北海道の良さを色々な意味で再認識した。北海道は素晴らしい。

ゴキブリがいない。
最高だ。


・・・・・でも、いらっしゃったんですね。
調べてみるとあなた方は地球上で存在する生物の中で一番古い生物らしいじゃないですか・・・。


人間よりもずっと先輩なんですね・・・。


でも僕は尊敬しませんよ・・・。