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CUE DIARY キューダイアリー

2021

12/20

15:00

鈴井 貴之

ありがとう。

鈴井 貴之

2016年夏。

第8回目の開催となった「CUE DREAM JAM-BOREE 2016」
大泉くん演出の「悪童」の中学時代のエピソードを中心とした構成。
僕と大泉くんとの名曲「手漕ぎボートは海をこえて」も生まれた回でした。
テーマは確か「仲間」

大盛況で終えたそのジャンボリーの翌日。

僕は新しい家族を迎えました。

ジャンボリー開催前に出会ったその子。
ペットショップの小さな箱に入れられたその子に
「ジャンボリーが終わったら迎えに来るよ」と約束していました。

ペットショップでの犬猫の販売には色々と問題視されています。
それを踏まえた上で僕はよくペットショプに出向き、一匹でもその小さな箱から出してあげたいという一念で、敢えてペットショップから家族を迎え入れてていました。

ジャンボリーでの余韻をまだ体に残したまま、目的のペットショップに
向かいました。

「あ、いた」
その子はまさしく
「待ってたよ」
と言わんばかりに尻尾を振って僕を見つめてくれました。

でもその後すぐ何か違和感を覚えました。
「あれ?誕生日。5月30日じゃなかったかな?」
表示には5月31日と書かれていました。
「あれ?メス」
確か、オスだったと記憶している。なんだろう勘違いだろうか?

店員さんに尋ねると僕が目をつけていた子は前日に売れてしまったそうです。
それと入れ替わりに来た別の女の子でした。
「約束したことは違う子?」
正直、少し躊躇しましたが、その満面の笑顔にやられて、即決でその子を迎え入れ、その足で赤平の森へと戻ったのでした。

思っていた子と違いましたが「運命」だと思いました。
一目惚れで連れて帰りました。

スアレス バーニーズマウンテンドッグ。

彼女を飼うことで、今の犬おじさんへの道が始まりました
その前にゴールデンのネイマールくんはいましたが、大型犬を複数飼うということでかなりの覚悟しなければなりませんでした。
札幌ではそれまで住んでいたマンションも変え犬が生活できる住環境を探しました。

本来のバーニーズは模様がシンメトリーでなければならないのですが、彼女は非対称。頭の白い部分も多い。しかも少々斜視がかった目。
血統書はあるもののいわゆるチャンピオン犬の血統とは随分と違いました。

それでもその愛らしい仕草は最高の癒しを与えてくれました。

2歳まではすごくやんちゃで、住居の壁やドアも破壊し、ソファー(そこそこ高価)
もボロボロにされました。

それでも愛おしくて愛おしくて。
2歳を過ぎてからは穏やかになり、いつも僕のそばにべったりと寄り添ってくれていました。

SNSでもご報告しましたが、そのスアレスが17日深夜、天に召されました。
あまりにも突然のことで今もまだため息ばかり出てしまいます。

一昨日は東京出張で病院に安置されたままで昨日引き取り一晩を共にしました。
そして先ほど、赤平の森に埋葬し、本当のお別れをしました。

でも彼女は彼女なりに気を使ったんじゃ無いかと思います。
これから先はOOPARTSの舞台のために年明けからは上京し忙しい毎日を
過ごします。そんな時に万が一。お別れも出来ない。ちゃんとお別れの出来る今を選んでくれたのでしょう。

ありがとう、スーちゃん。

今までInstagramをご覧になってくださった皆さん。そして
サンキューツアーでは赤平のエルム高原でスーちゃんに会ってくれた皆さんもいらっしゃいますよね。

ありがとうございました。

スーちゃんは赤平の森で安らかな眠りにつきました。



こんな話の流れで申し訳ないけど

ましろちゃん。今までありがとうお疲れ様です。

ましろちゃんも実はCUE所属前、当時のスタッフが僕の知り合いということで
赤平の森に遊びに来てくれたことがありましたね。
なんだか不思議な縁だと思います。事務所は離れても縁はずっと続きます。
「仲間」であることには変わりはないからね。
また、赤平にいらっしゃい。

ありがとう。お疲れ様でした。