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CUE DIARY キューダイアリー

2021

4/16

13:00

藤尾 仁志

『ダイアリーの刑、執行。』

藤尾 仁志

『騙し絵の牙』

しっかりと鑑賞させて頂きました。

終わった瞬間の高揚感、満足感。それと同時に『二人の人生をずっと追いかけたい。』そんな欲求を抱く自分がいました。

速水(大泉さん)、そして速水との関係性における高野(松岡茉優さん)のファンです。

『自己実現へ向けて真っ直ぐ努力し続けられるのか。』

そこへの覚悟、それが出来る事への憧れを刺激され、パワーに変えてもらえる映画でした。


ありがとうございます!!!


目まぐるしく変化する物語。『騙し騙され、仕掛け仕掛けられ』。ただの騙し合いではなく、そこに裏打ちされたキャラクターの信念。事が起こる度、一層物語に引き込まれていきました。その衝撃はどんどん増幅していき、キャラクターへの思い入れも同じだけ大きくなる、、、

だから、もっと二人の人生を追いかけたい、、、

最高です!

そして、

何より一番のトリックは『原作』と『映画』に仕掛けられていたように感じました。

大泉さんをあて書きした『原作』と、監督が大泉さんらしさを求めなかったという『映画』。

原作を読んだ読者は誰もが陽気で饒舌な大泉さんを想像していたと思います。そこには面白く、親みを感じる大泉さん。平たく言うと『パブリックイメージ』があったと思います。


ただ、映画の速水はそうじゃなかった。真逆と感じる方もいらっしゃるのかもしれません。でも、長年近くでラジオをご一緒させて頂いた僕達は、映画の速水に大泉さんの芯を感じました。その芯とは何か。目的の為に妥協を許さない、許すことが最大のストレスになる人格、です。大泉さんはお客さんが求める事、喜ぶ事だけを考えます。それを提供し続ける為の『芯』です。それが映画の速水。そして、多くのお客さんが求める『面白く可愛げのある洋ちゃん』、それが、あて書きという条件で読む原作の速水。そう、僕は感じました。

原作と映画の『速水』に、役者大泉洋をより立体的に楽しめるトリックがあったのです。

その為に仕掛けられた映画での展開こそが、予告映像にあった『ラスト15分』という衝撃のラストへと繋がっていったんだと思います。

どっちが本物の大泉洋なのか!?

大泉洋とは何者なのか!?

あなたはずっと大泉洋に騙されているのかもしれません!

その深みにハマる勇気がありますか?

劇場でお待ちしております!!!




ハァ〜。2時間かかった。。。

ダイアリーの刑は以上です。

映画は河野とスタッフTJと観ました。

僕が言った、TJへのキューファンモバイルの刑も同時に執行されています(笑)。

そして、大泉さんのリアクション映像も一緒になっています。めんどくさかったと思います(笑)。

是非、キューファンモバイルでご覧ください。