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CUE DIARY キューダイアリー

2015

4/13

06:35

戸次重幸

Xin chào. (シン チャオ)

戸次重幸

ベトナム語です。



さて、一昨日の夜の携帯紛失から回収までの流れを

『24仕立て』で振り返ろうと思います。



飲み会を終え、ホテルに戻ったジャック。
ふと携帯がないことに気付く。

「くそぉ!携帯がない!どこだ!?……クロエ!」

「どうしたんですか?」

「携帯がない!探すんだ!」

「探すって……心当たりはないんですか?」

「俺は3軒の店に立ち寄った。2軒目の店で携帯を使ったことは明らかだ。
 つまり携帯があるとすれば、2軒目の店か、3軒目の店だろう」

「すぐに確認します」

しばらく端末を駆使して店と連絡を取るクロエ。だが……。

「ジャックだめです。2軒目の店には連絡が取れません。
 そして、3軒目の店はトイレも含め携帯はないと言ってます」

「では、明日になって2件目の店と連絡を取るしかないってことか?」

「ええ。今のところそれが唯一の手がかりです」

「くそぉ!だめだ!それでは遅過ぎる!」

「じゃあどうしろと?」

とそこで、後ろからトニーがやってくる。

「ジャック、一応FBI(金沢東署)にも連絡を入れておきましょう。
 紛失物に関して、彼らはエキスパートだ」

「……ああ。頼むトニー」

「もしもし……」

FBI(金沢東署)と連絡を取り合うトニーを、
固唾を飲んで見守るしかないジャック。
そこでクロエがあることに気付く。

「ジャック。携帯端末の位置情報はネットで調べましたか?」

「どういうことだ?」

「呆れた……。ずいぶん前からあるシステムですよ」

「……そうだった。気が動転してた。今すぐ調べてくれ」

「疲れてるんじゃないですか?少しは寝たほうが……」

「まだダイアリーを書いていない!寝るのはそれからだ!
 俺のことはいい!早く調べろ!」

「今やってます!……出ました。【片町2丁目】……
 ちょっと待ってください。おかしい」

「どうした?」

「動いているんです。さっきまでは確かに【片町2丁目】辺りだったんですけど、
 今は【戸水北】って所に……」

「つまり、俺の携帯を拾った奴がいるってことか……」

「でもなんのために?」

「携帯は金になる。おそらく初期化して中国にでも売るつもりだろう」

「考えすぎじゃ……」
 
するとFBI(金沢東署)と電話をしていたトニーがジャックに問う。

「ジャック。タクシーは使ってませんか?」

「なに?」

「FBI(金沢東署)が聞いています。ホテルまではどうやって来ました?」

「タクシーを使った……そうか!!」

「ええ。FBI(金沢東署)が言うには、そのパターンが一番多い……」

「クロエ!位置情報は!?」

「【戸水北】周辺のままです」

「今すぐその周辺の地図を出せ!」

「待ってください。今Google mapで……。
 出ました!【(株)富士タクシー無線配車センター】……」

「ジャック!」

トニーの叫びを打ち消すように、ジャックがクロエに叫ぶ。

「クロエ!今すぐそのタクシー会社に携帯があるか電話しろ!
 トニーはFBI(金沢東署)に捜索中止を命令するんだ!」

「でも、ジャック。FBI(金沢東署)はもう紛失届けを作成し、
 紛失番号も……」

「いいから今すぐ命令しろぉ!!」

「ふう……。わかりましたよ」

するとクロエが、キーボードから手を離さずに声を上げた。

「ジャック!タクシー会社と連絡が取れました!
 携帯の特徴を聞いています」

「黒のケース!画面には保護フィルムが貼ってある!」

「……間違いありません!
 食い気味に《はい。あります》と言われました!」

「よし!やったぞ!……みんな、すまないと思ってる」



とまあ、こんな感じでした。


その後、

そのタクシー会社の方にホテルまで携帯を届けてもらいました。

(もちろんホテルまでのタクシー料金はお支払いしました)


それにしても、

今の世の「携帯を探すサービス」がなければ、

未だに出てきてないかもしれないと思うと、

いい時代に生まれてきたなと、感謝せずにはいられません。


自分も「タクシーかも?」と思った瞬間はあったんですが、

なんせ領収書をもらってなかったので、

どのタクシーに乗ったかもわからなかったものですから。

今後は必ず領収書をもらう癖をつけようと思います。



いや、


携帯を忘れない癖をつけようと思います。





では、また明日の朝!