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CUE DIARY キューダイアリー

2015

4/4

19:51

藤尾仁志

ダイアリーの刑

藤尾仁志

私事で恐縮ですが、、、

つい先日、とある映画を観た帰りの車中、奥さんとのこれまでを振り返った瞬間がありました。

息子も2歳になり、最近ではパパとママとして互いに仕事をしながら慌ただしく過ぎ去る日々を送っています。

そんな今、出会った頃を振り返る作業はとても恥ずかしい事です。

決して思い出したくない訳ではないのですが、どうにも照れてしまいます。

でも、その瞬間は自然に記憶のメモリが当時に巻き戻っていました。



初めて会った時の事、同棲を始めた時の事、それぞれの親に会った時のこと、、、

今とは違う2人の初々しい記憶が一気に溢れ出てきます。

そんな中、結婚前に妻が僕に言ってくれた言葉を思い出しました。

「好きな事していいからね。仕事がなくなったら私が食べさせてあげるから。」

僕はこの時、目に涙を浮かべた事を覚えています。

「なんで、俺なんかに、、、。ありがとう。」

この言葉がなければ僕は結婚出来ていなかったかもしれません。

情けない男です、、、。

本当であれば「俺が何をしてでも食べさせるから結婚してください!」と言うのが筋です。

僕はそんな男なんです。

ただただ情けない男なんです。

そんな男だということも全部引っくるめて奥さんは僕に真っ直ぐその言葉を伝えてくれました。

ふと、今の自分の胸の奥から熱いものが込み上げてきました。



ありがとう、、、

こんな自分と結婚してくれて、、、

ありがとう、、、

こんな自分の子供を産んでくれて、、、

ありがとう、、、

こんな自分だけじゃなく、両親も大切にしてくれて、、、



正直、共働きで子育てをしてという毎日の中ではぶつかる事もあります。

ちょっとした事が少しずつ溜まって、相手を思いやれない瞬間があります。

こんな僕の奥さんでいてくれる為に彼女はいったいどれだけの事を我慢してくれているのか、、、

めちゃくちゃ腹が立つ事もあるでしょう。

ぶん殴ってやりたい瞬間だってあるはずです。

でも、、、

それでもこんな自分と一緒にいてくれる奥さん、、、



本当にありがとう。



そして、こんなにも素敵な時間をくれた「駆込み女と駆出し男」に感謝です。



最後になりましたが、大泉さんお誕生日おめでとうございます。

これからも素敵な映画にいっぱい出演してください。