【木曜文芸】
《短歌》
●NB選
人間に必要な要素を付加してく話し出す度距離近づいて
NB(札幌)
ナナカマド木の種類さえ分からなく答えられずに赤くなる
NB(札幌)
心から失ったものの大きさは与えられたもの等しくなりし
NB(札幌)
ぬかるみでぬかるんでいる歩んでる固まる前に片足を上げて
NB(札幌)
カオスの中踊り踊られ踊らされここは一体何者なのか
NB(札幌)
第1首、親戚の叔母様が耳が悪くて、何かを話しかけると、柔らかい笑顔で私に耳を向けて静かに近づくんです。心も身体も人間同士の距離感を近づけるために、身体が変化しているのではないかと勝手に思う。
第2首、東京の方に「この木ってなんですか?札幌に多くないですか?」と聞かれて、すぐに答えられず「真っ赤な実がついてますねーなんですかねぇー」とか言ってる自分が真っ赤に。ナナカマドは耐寒性や耐雪性に優れ、排気ガスや病害虫に強く、北国の街路樹として理想的な条件を備えているからということを知りもしませんでした。
第3首、お坊さんの説法@四十九日をお裾分け。
第4首、抜けられない沼。歩いても歩いても沼。でも歩みを止めるとぬかるむので、必死な次の一歩。
第5首、先日の「CUEDISCO」ありがとうございました。ご協力ありがとうございました。
〈投稿規定〉
未発表作品で作者がNBであることに限ります。他紙との二重投稿、同じ作品や類似した作品の複数選者への投稿はご遠慮ください。作品を選者が添削することがあります。投稿作品は返却しません。先行発表の作品に類似した投稿、人工知能(AI)による作成、NB以外の投稿は禁止します。