もう雪はいらない、、、
と思ってしまう程、今年に入ってからの大雪には参ってしまいますね。
皆さま こんにちは
ブーランジェリーコロンのスタッフONです。
最近、オホーツク方面へ何度か行く機会がありまして、
札幌の日常を離れ、昔の自分に思いを馳せたりする時間がありました。
今回は、オホーツク地方の基幹産業のひとつである「製糖業」ついて、少しだけお話ししようと思います。
前職は遺跡の発掘調査などをしていたことは、私の初回スタッフノートでも触れました。
少し遠回りになるかもしれませんが、まずはそこからお話ししましょう。
遺跡の調査の原因は、研究目的以外は、その大部分が開発行為と言います。
建物を建てる、道路を作る、橋を架ける、
山や起伏のある畑を削って平らな畑を作る、
畑を宅地に変える、暗渠を通す、携帯会社の基地局を建てる、、、
このように様々な工事の計画があったときに、その場所に埋蔵文化財包蔵地、いわゆる遺跡が登録されていたり、
一定程度の距離に遺跡が立地する場合に、
工事が始まる前に調査をして、「記録保存」という形で徹底的に記録を取る、ということをしていました。
私がいた所では、工事が畑に関わるものが多かったため、作物の種類、作付け前に調査するのか収穫後にするのか、農家さんや農協の担当者と協力しながらの仕事です。
作物の収穫時期も、
小麦・じゃがいも・玉葱はお盆前後、その後はだいたい人参、長芋、豆、
そして最も収穫が遅いのがビートでした。
このビート、まだ聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、正式名称は甜菜、
砂糖大根とも言われるとおり、砂糖の原料なのです。
砂糖のおもな原料は、沖縄などの暖かい気候で採れるサトウキビと、北海道の特に道東や道北で取れるビートがあります。
就職するまで何も知らなかった私は、発掘作業員さんや農家さんから、ビートや他の農産物について色々と教えて頂きました。
ビートの収穫時期は、11月から12月上旬頃のため、収穫後の調査は、地面が霜で凍ったり融けたり、掘るのも一苦労でした。
そしてこの時期は、ビートを山積みにした 10tトラックで町内が溢れ返り、日甜(にってん)工場付近にできるトラックの長蛇の列は、風物詩となっていました。
日本甜菜製糖㈱ 美幌製糖所
上の写真はJR駅構内から撮影したもの(昨年末)
広大な敷地内には、ビートを置いておくスペースがあり、巨大なベルトコンベアで整然とビートを積み、上からシートを被せ、あたかも、お城の土塁が幾重にも並んだ様で、大変迫力があります。
※イメージが付きづらい方はYouTubeなどでご覧ください。
また、この時期の日甜工場は一日中モクモクと煙を吐きながら24時間フル稼働でした。
近年は、作付け量の減少や異常気象などで、ビートの生産、砂糖の製造量は減少傾向だとか。
それでもビートを原料とした製糖業は変わることは無く、今後も北海道の基幹産業であり続けることでしょう。
最後となりましたが、
帯広にある「ビート資料館」は、北海道の製糖業を知る上で、非常にお勧めです。
ビートや製糖について、様々な展示物を見ながら勉強することができます。
数年前に行ったときは、他に来館者がいなかったからか、館長さんにじっくりと解説をして頂く事が出来ました。
お隣りには「ますやぱん」さんもあり、お勧めですよ!