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支援への取り組み

きたスマイルプロジェクト - 東北3県コラボ企画による産業復興支援

第1弾「CUEどら」東北版 “ずんだCUEどら”【井ヶ田製茶(株)】

第1弾は「CUEどら」東北版 “ずんだCUEどら”!

「CUEどら」とは、オフィスキューが贈答用に作っていたオリジナル焼印入りの生どら焼きのこと。「CUE DREAM JAM-BOREE 2010」では、甘味処「CUEどら」として、CDJご来場の皆さまに北海道産の原材料にこだわった極上の生どら焼きをご賞味いただきました。

今回、仙台の老舗「井ヶ田製茶」様のご協力をいただき、「CUEどら」東北版“ずんだCUEどら”を限定販売します。

この「きたスマイルプロジェクト」の収益はすべて、被災地へ寄付させていただきます。また、東北の地域産品を販売することにより、被災地の産業復興と雇用創出を応援します。

『井ヶ田製茶(株)』DATA 創業は1920(大正9)年。仙台市を拠点に、お茶の製造販売、茶器茶道具類の販売のほか、お茶を使った菓子などの製造販売を手掛け、「食べるお茶」をテーマにした店舗「喜久水庵」を主に東北エリアで展開。日本の伝統を守りつつ、新しいお茶文化を提案し続けています
井ヶ田製茶の看板商品の一つが、生クリーム大福「喜久福」。仙台市出身のお笑いコンビ、サンドウィッチマンが喜久福親善大使を務めていることでも話題になった菓子です。
井ヶ田製茶ホームページ http://www.ocha-igeta.co.jp/

「CUEどら」東北版 商品ご予約受付は終了いたしました。

特集記事:鈴井貴之、井ヶ田製茶訪問

3月11日から鈴井貴之が考えていること

「震災直後から思っていたのは、僕たち素人はすぐに動かない方がいいだろうということ。まずは専門家にまかせて、落ち着いたときに僕たちに一体何ができるのかをみんなで考えて、やれることをしっかりやっていきましょうと。もうこれでいいという時期は早々には来ないでしょうし、元に戻るまでには本当に時間がかかると思います。だから、一番大事なのは風化させずに、長くやり続けること。ニュース報道で扱われることが少なくなっても、被災地ではまだまだ問題が残っていて、まだまだ一緒に考えて取り組まなきゃいけないことがあるはずですから」

震災から約2か月後の5月。鈴井は、被災した宮城県、岩手県を訪れた。
「宮古、陸前高田、気仙沼などの状況をニュース映像では見ていましたが、360度何もなくなってしまった光景を実際に目の当たりにすると、なんと言っていいか分からないというのが正直なところです。デジカメやビデオカメラを持参して行ったんですが、1枚もシャッターが切れませんでした。興味本位というか、ここで他所者が写真を撮っちゃいけないような気がして。精神的にいろいろな刺激を受け過ぎました」

被災地を訪れることで見えてきた、今やるべきこと。
「オフィスキューを応援してくださるファンの方々が全国にいてくれて、そうした皆さんと我々の会社が一体となって何か取り組めることがないかとずっと考えていました。今回は、東北3県の地域産品とのコラボ商品を販売させていただくことで、微力ながら復興のお役に立ちたいと考えています」

井ヶ田製茶を訪ねて、宮城県仙台市へ。

「CUEどら」東北版の発売を前に、クリエイティブオフィスキューを代表して鈴井が、製造元である井ヶ田製茶を訪問。井ヶ田製茶がある仙台市は、古くからの「水曜どうでしょう」(HTB)ファンが多く、かつて鈴井と大泉が初めて仙台を訪れた時は空港がパニック状態になるほど熱狂的かつ温かい歓迎を受けたことも。また、2008年まで鈴井自身が地元FM局で番組を担当していた、縁の深い町でもあります。

7月14日(木)。仙台空港の国内線定期便の運航が全面再開前(7月25日から再開)ということもあり、福島空港経由で仙台市を目指します。東北自動車道沿いの気温計は34度を示し、旅立ってきた札幌との温度差は約10度!車窓から見る景色からは、直接的な震災の影響をほとんど感じることはありませんが、屋根にブルーシートがかけられている家々を見ると、震災から4か月しか経っておらず、元の日常を取り戻すにはまだまだ時間がかかるということを再認識させられます。

鈴井を笑顔で出迎えていただいたのは、井ヶ田製茶(株)専務取締役の井ヶ田健一さん。
「仙台の中心部を見る限り、本当に震災があったのかなと思うくらいの雰囲気にはなりました。でも、車で20分も走ればまだまだ瓦礫がありますし、避難所で生活されている方もたくさんいらっしゃいます」
井ヶ田製茶の一部店舗では、震災からわずか数日後には営業を再開。大型スーパーなどが休業を余儀なくされていた時期ということもあり、急きょ段ボール箱を並べて対応した店先には大福などの甘味を求めて長い行列ができたといいます。一方で、「喜久水庵 多賀城本店」は津波の被害に遭い、店舗従業員は全員無事でしたが、1階店舗部分は水没。また同社では、当時移動中だった営業担当社員の方が1名亡くなられたそうです。
2つの工場は地震の影響を受けたものの、早期に復旧。4月11日からオンラインショップを再開させ、7月下旬には多賀城本店を除く全店舗で営業を再開しています。

鈴井「5月に東北地方を訪れた際、被災された方にいろいろなお話を伺ったのですが、報道されていることとは違う現実的な問題の数々を聞き、我々が想像しているものより遥かに厳しい状況なんだなと認識しました」

井ヶ田「うちの場合は最小限の被害で済んだのかなと思います。いつまでも下を向いていても仕様がないので、まずはうちのような会社から前を向いていかないといけないですね。元気になれるところから元気になっていかないと」

鈴井「私どもにできることは些細なことでしかありませんが、一過性のものにしないよう取り組んでいかなければいけないと考えています。今回のどら焼きのように、地元の企業さんと一緒になって形にした商品を全国の方と共有することで、まずは味覚として皆さんの記憶に残していただく。そして、この味をきっかけにして、仙台のことを、被災地のことを一人でも多くの方が身近に考えていただければと思っています」

井ヶ田「今回の震災でいろいろな被害がありましたが、もう前を向いて前進を始めています。まだまだ発展していきたいと考えていますので、皆さんからご協力いただければ大変ありがたいと思っています」

鈴井「井ヶ田製茶さんのように前向きに頑張っている方もいらっしゃれば、厳しい現実を前にめげてしまっている方もたくさんいらっしゃると思います。例えどんな状況でも、一歩一歩確実に前に進んでいく強い気持ちがあれば、不可能であると思われたことも可能になるのではないでしょうか。今回の取り組みに限らず、同じ北国に住む者として、末永くお付き合いさせていただければ幸いです。宜しくお願いいたします」

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【写真右・左】津波の被害に遭った「喜久水庵 多賀城本店」の店長を務めていた早坂由紀さん(左から2人目)は、震災当時の経験を時折目を潤ませながら話してくださいました。

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【写真左】「今回の震災では、北海道も水産業などに少なからず被害を受けていますので、考えさせられることは多いです」
【写真中・右】きっちり白衣に着替えて(見た目はコントチックですが…)、工場内の製造ラインを見学させていただきました。ここで一つ一つ心を込めて作った「CUEどら」東北版を、皆さまの元へお届けします。

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【写真左】被災地と皆さんの心をつなぐ証となる「CUEどら」の焼き印を、鈴井から大町第一菓子工場の湊健司さんへ。「宜しくお願いいたします」
【写真中】「過去の大きな地震を何度も乗り越えてきたことを考えると、東北人は、派手さはないですけど地道に積み上げて行く気質があると思います」と井ヶ田製茶(株)専務取締役の井ヶ田健一さん。
【写真右】訪ねた時、井ヶ田製茶本社の社屋では地震被害の補修作業が行われていました。

「CUEどら」東北版を鈴井が実食!

ベースとなるのは、井ヶ田製茶の人気商品「どら茶ん」。抹茶入り生クリームなどのあんを、ふわふわしっとりの皮でサンドした和洋折衷の味わいが人気の生どら焼きです。抹茶入り生クリーム、紅茶入り生クリームなど全6種類の中から、コラボ商品に選んだのは「ずんだ生クリーム」。風味たっぷりな山形県産のだだちゃ豆を使ったずんだあんと、生クリームを合わせた一品です。
東北地方の郷土料理ずんだといえば、「水曜どうでしょう」(HTB)ファンの方にはおなじみでしょう。仙台名物ずんだ餅は、ミスター=鈴井貴之と数々の激闘を繰り広げてきた、伊勢の赤福と並ぶ長年の宿敵(?)でもあります。
「ずんだクンとは付き合いも長いですし、これを機会に仲良くしたいなと思っていますよ。これまでは敵対する間柄でしたが、今こそライバル同士が手と手を取り合って、一緒に頑張っていこうじゃないかと。今回、僕はずんだクンと握手をしようと思ってますから」
そんなアツい思いを胸に、「CUEどら」東北版=ずんだ生クリーム入りどら焼きを鈴井が実食!果たして、ミスターとずんだとの世紀の和解はなるか?
「あ………おいしい。僕が戦ってきたずんだ餅とはまた違って、上品な味わいですね。やられるのを楽しみにしていた皆さんの期待に反して申し訳ありません(笑)」

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【写真左・中】ずんだクンと数年ぶりの邂逅だけに、味をしっかり確かめて…。
【写真右】淡いウグイス色のあんは、豆の風味とつぶつぶの食感も楽しめます。

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【写真左】「甘いものは嫌いだと公言していますが、食べないと言ったことはないんで」と、しっかり3個完食。
【写真右】せっかくなので、井ヶ田製茶の看板商品「喜久福」(もちろんずんだ味)もおいしくいただきました。

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【写真左】鈴井とずんだクンとの再会の場となった「喜久水庵 南吉成本店」。
【写真右】「喜久水庵 南吉成本店」で、皆さんと記念撮影。

「CUEどら」東北版 商品ご予約受付は終了いたしました。

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